吹田市の繰り返される誤送付について

先日、再び生じた吹田市税務部の市税口座振替済通知書の誤送付について、多くの市民の方から、「市はどうなっているんだ!」「なぜ、市長名で謝罪しないんだ!」「税金がいくら無駄になったか何故いわないんだ!」と言ったお怒りの声とともに、議員からも市に言ってほしいという声が、私のもとにもFAXやメール等でもたくさん届きました。

 

私は、健康医療部の「医療費のお知らせ」の二重送付や税務部の誤送付等、吹田市役所の多くの部署で誤送付が繰り返されていたため、平成29年10月に、「市が発行する文書の郵便業務を総括する総務部は、市が発送する郵便物の宛先やその内容、目的等を把握しているのか、また、それらを発送する各室課には、宛先や郵便物の内容や目的が記載された発送管理簿等はあるのか、について確認したところ、

市の回答は、「各室課の作成・保管状況を把握していない。郵便物の発送については、各所管において、起案文書等により必要な管理がなされているものと認識している。」というものでした。

しかし、確認したかぎり、起案文書以外で発送される郵便物は山ほどあるとのことですし、そして、各所管や各室課には、発送記録簿はまったくありませんでした。

つまり、市から何がいつどこに発送されているかを、市は組織として把握していないということです。このような状態ですから、二重送付や誤送付による税金の無駄遣いや個人情報漏洩が繰り返されても不思議はありません。

そこで、「二重送付や誤送付がこれだけ繰り返されているのだから、防止策として、また、それ以前に、事務の当然のあり方として、発送記録簿の作成等は必要といえるのではないか」と尋ねてみたところ、市は、「考えていない」と言うにとどまらず、「記録簿があっても、今回の事例(二重送付等)は防げなかった」とまで言いだす始末でした。

ちなみに、他の多くの市町村、国の機関は、当然に郵便物の発送記録簿を備えています。

 

また、先日の税務部の誤送付においても、市は、誤送付された市民の方々に、市民の方々からの税金から再度、本来不必要な多額の郵便費用を支出して、具体的な防止策は記さずお詫び文を送るのみで、市報すいたや市のホームページ上では公表する気はないようです。

 

繰り返し多大な混乱や迷惑等を生じさせた上、本来、不必要であった税金を平気でする市の行為を、皆さま、どう思われますでしょうか。

そして、何よりも、それでも抜本的な改善策を示さない、行わないという市の感覚について、皆さまは、どうお思いになられるでしょうか。

 

今回の事案を含め、私からも再度、市に質問・確認しようと思っています。

 

以下に、吹田市税務部より市民の方へ送付された文書を載せます。

なぜか、お詫びといいながら、全部で22,478通を誤送付したことや、その誤送付で市民の方々の無駄にした税金等の金額やお詫び分の送付で要した金額は書かれていません。また、市長名でのお詫びでもありませんでした(特に差出人の名前の点については、私のもとだけでも多くの疑問やお怒りのメールやファックス等がありました)。

 

平成30年(2018年)1月16日 吹田市税務部長 牧内章

 

市税口座振替済通知書の事務処理ミスの発生について(お詫び)

 

平素は、本市税務行政に御理解と御協力を賜り厚くお礼申し上げます。

さて、平成30年1月9日付けで「市税口座振替済通知書」を送付させていた

だきましたが、これは当方の事務処理ミスにより、昨年6月(固定資産税のあ

る方)または7月(市・府民税のある方)に送付させていただいた通知書を誤

って、再度、送付してしまったものでございます。

ふたたび、市税の口座振替を行ったものではございません。

御迷惑と御心配をおかけいたしましたことを心より深くお詫び申し上げます。

今後は決してこのような事務処理ミスを発生させることがないよう、適正な

事務処理に努めてまいります。この度は誠に申し訳ございませんでした。

 

 

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 市民の為にいつもありがとうございます。

    血税を使われている事に関しまして

    ①平成29年8月
    健康医療部「医療費のお知らせ」誤発送 3万5717通

    ②平成30年1月
    税務部「市税口座振替済通知書」誤発送 2万2478通

    ③税務部 誤発送をした市民にお詫び分発送 2万2478通

    8万673通にかかった費用は、血税から使用されます。

    日本全国の市町村で、半年もの間に、この様な大きな誤発送を繰り返し発生させてしまう市は、吹田市だけかも知れません。

    去年の吹田祭りの最初の挨拶で、市の方と思われる方が「吹田市には、36人の政治家がいる。何かあったらそちらに言って下さい。」と言っておられました。
    その場に居た多くの市民がその話を聞いております。それ以来、わからない事など議員さんに質問しよう、市民の考えを伝えようとする市民が、増えていると思います。

    五十川議員の所に、市民からの怒りのメールやFAXが沢山届いているとの事ですので、他の議員さん方々も対応におわれていると思います。各会派の議員さんの今回の重大な事に対してのお考え、どの様に市に伝えて下さってるのか市民で集計して公表する方法
    しかないかも知れません。
    市民の代表でもある「重野恵子さん」も沢山の市民と同じ考えだと思います。

    市民は、買い物に行くと、キャベツ400円? 白菜500円? 生活への不安を口にする市民が多く、電気、水道、光熱費の節約、苦しい生活の中でも税金を納めています(涙)
    寒い中、外で仕事をしている市民、シングルマザーで、子供を育てる為朝から晩まで働いているお母さん(涙)、収入が少ないから、一生懸命共働きをして生活している若者

    市民は、皆んな生活が苦しい(涙)

    そんな中、2回もの誤発送で市民の血税を使われる事で、その後の対応が一番大切なのに、多くの市民が納得できていないのは事実であります。

  • 上記の血税を使われています①②③に対しての追加

    ④平成29年6月
    税務部 市民税と府民税の税額決定、納税通知書と督促状兼納付書の内容に記載
    ミス 1187人

    五十川議員が、一生懸命、自分が悪者になっても、血税を使われる事に対して、改めさせたいと言う思いが伝わり、市民にとっては心強い存在です。
    くじけそうになったり、涙する日もあると思います。立ち向かう姿、市民に勇気を与えて下さっています。

    多くの市民が感じている事は、他市は何とか、採用を減らそうと計画している中、吹田市は職員さん200人採用で、部屋が狭くなったから、さんくすに教育委員会を移転させて、市役所内の配置換え、部署の名前変更などして、色々してる中で、市民ヘの発行する書類とかに集中できずに、単純ミスが多発しているのではないかと感じています。
    (前々市長の時も、前市長の時も、1人採用するだけでも将来にわたって大変な財政負担になる為、減らす努力をされていました。)

    200人採用したら、仕事を助けてもらえて残業も減り、効率が良くなり、少しでも身体を休めてもらう時間が増えると市民は思っていますが(時間外3万5000時間)、議員さん方々から指摘をされている部分については、ミスを多発すると、対応に追われ、通常の仕事が出来ない状態になり、残業しなければいけなくなり、悪循環の繰り返し。そこにも、血税が使われる事になっていると多くの市民が言っています。

    吹田市民に多大な迷惑をかけて、再発防止に向けて今後の取り組みなど発表し、市民を安心させる。

    それは、誰なのでしょうか。

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