<メイシアター大ホールの天井部分の一部脱落等による閉鎖について6(ニュース番組での吹田市長等の主張、及び、吹田市の不適切な情報提供のあり方について)>

      2018/07/31

  週末に台風12号が通過しましたが、皆様、大丈夫でしたでしょうか。改めて、台風の怖さとともに、行政の危機管理の重要性を感じました。その点につきましては、多くの疑問や問題点を感じましたので、また、お伝えします。今回は、市民の皆様のお怒りと不信の声が多いメイシアターの件についての続きをお伝えします。

1 メイシアター大ホールの天井についての地上波ニュース番組での報道内容

7月19日(木)に、毎日放送様の夕方のニュース番組「VOICE」の中で、

吹田市長が「震度4、5では落ちない。震度7が3回来たら危ない。落ちたら私が責任を取る。メイシアター改修工事では大・中ホールの天井の改修工事をしない。それが私の政治判断。」と多くの市民の方の前で公言したが、6月18日の数秒の震度5の揺れにより、天井がたわみ、損傷し、その一部が観客席等に脱落落下したメイシアター大ホールの天井について取り上げられました。

まず、番組の中で放送された吹田市の驚きの発言・主張をほぼそのままにお伝えします。

 

①吹田市職員の発言

「天井のあの高さから落ちてきている。命に別状があるということには至っていないと思うが、けがはあったと思います。
「部材が複雑な曲がり方をしている。全体のバランスが崩れてきている。」
「今すぐ落ちるということはないまでも、そういうリスクが大きくなっていることは考えていかないといけない。」

②平成29年11月1日のメイシアター改修工事説明会での質問に対する吹田市長の回答

(「人の命を軽視しているのではないか」という市民の方の質問に対し、)
「われわれはリスクの中で生きている。でもそないに危なくないという判断、これは私の政治的判断です。私が責任取ります。」(後藤圭二吹田市長)

 ※なお、②の中の市民の方の質問と市長の回答は実際の録音が紹介されました。

③吹田市長の主張

『安全』の判断をしたというのは『落下しない』という判断です。ダメージは受けました。一度そういうダメージを受けたので、しっかり改修しなければならない」

 

 皆様、どのように思われたでしょうか。VOICEの中でも紹介」された下の写真の重量のある金属製の物が(写真の物は実際に観客席等に落下した物の一部です)約20メートルの高さから多数落下してきても命に別状はないのでしょうか。怪我があった程度で済むのでしょうか。小さなボルト一つでも高さ20メートルから落下すれば、ヘルメットさえ貫通しうる威力・衝撃があります。

 

 また、平成29年11月1日の説明会での主張を地震後の平成30年7月のインタビューでは、市長は「『安全』の判断をしたというのは『落下しない』という判断」であったと変化させていますが、天井の多数の金属片等は脱落落下しています。

 当日の放送でも、上記の写真のような落下した多数の金属片も落下したことも映像とともに放送されておりましたので、放送をご覧になられた多くの市民の方々は、皆様、一様に、呆れられ、お怒りになられていました。当然のことと思います。

 

2 吹田市の公表内容の実態

①まず、放送の4日後(2開庁日後)に、市がHPにアップした記事を紹介します。

<H30.7.23更新分より>

文化会館(メイシアター)大ホール使用中止のお知らせ

平成30年(2018年)7月23日更新

  地震の影響で、大ホールの天井の吊材や補強材が変形するなどの損傷があり、地震への耐性が低下したと判断し、大ホールの使用を中止することとしました。

今後、改修工事が必要であり利用再開までは2年余り必要です。


また、改修工事中は他のホールなどの施設も休館することがあり、みなさまには大変御迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます。自然災害への対応とさらなる良質な文化芸術空間を再現するための取り組みであることを御理解ください。

  平成29年度に1年間休館して行った改修工事は、「舞台装置」、    

「エレベーター」、「内装」などの更新を行ったもので、耐震改修ではありませんでした。

  なお、大ホール以外の施設については、安全点検を行い、通常通り運営しております。

ただし、今後、大ホールの復旧措置による大ホール以外の施設への影響が想定されますので、平成31年7月以降のすべての施設使用受付を延期しています。

  利用者のみなさまには御不便と御迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんが、御理解と御協力をお願いします。

  このように、落下した多数の金属片の映像がニュース番組の中で放送されたためと思われますが、市は、地震後、初めてメイシアターの写真を公開しましたが、それでも、市は、一般の方には分かりにくい写真しか掲載しませんでした。当日の放送を見ていない多くの市民の方には、天井の一部が落下したことを伏せておきたいからでしょうか。

  また、多数の金属片等が、「落下」や「落ちた」ということについては、地震から1ヵ月以上経過したこの日のHPの記事においても、一切、触れられておらず、公表さえ避けているものと思われます。市の意図的なものといわれることでしょう。

(なお、当日の放送の中では、「メイシアター大ホールの使用を1年間休止することになった」と報道されていました。吹田市は、取材に対し、「2年余り」休止と明確に伝えなかったのでしょうか。)

  そして、実際、意図的でることを表すかのような6月18日の大坂府北部地震発生からのメイシアターについての吹田市のHP上等での公表内容を以下に順に紹介します。

 

②平成30年6月18日の吹田市HPでの掲載内容

「市立メイシアター大ホールの安全点検を行うため、当面の利用中止を決定しました。」

 

③平成30年6月20日の吹田市HPでの掲載内容(平成30年6月18日分と同じ)

「市立メイシアター大ホールの安全点検を行うため、当面の利用中止を決定しました。」

 

④平成30年6月24日の吹田市HPでの掲載内容

「大ホールにつきましては、安全点検が必要であるため当面利用を中止とします。」

 

⑤平成30年6月25日の吹田市HPでの掲載内容

「平成30年(2018年)6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震の影響により、文化会館(メイシアター)大ホールにつきましては、天井の損傷が判明し、安全に御利用いただくことが難しいと判断したため、少なくとも1年間の使用を中止することにしました。

なお、大ホール以外の施設については、緊急に安全点検を行い、通常通り運営しております。ただし、7月1日の受付抽選会では、諸室の受付のみ行い、ホールの受付は行いません。

今後の地震等の状況等により上記の対応を変更する場合があります。

利用者のみなさんには御不便と御迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんが、御理解と御協力をお願いします。」

 

  以上のように、天井の一部が「落下」、また、多数の金属片が「落下」、天井に「たわみ」が生じたことについては、一切、触れられておりません。

   したがって、市は、メイシアター大ホールの天井の一部が「落下」、また、多数の金属片が「落下」、天井に「たわみ」が生じたことについては、市長の「震度4、5では落ちない。震度7が3回来たら危ない。落ちたら私が責任を取る。メイシアター改修工事では大・中ホールの天井の改修工事をしない。それが私の政治判断。」という大勢の市民の方の前での発言があったため、公表しないのだと市民の方々からは評価されることでしょう。そして、その評価は、今後、公表されることがあったとしても変わることはないでしょう。

   市民の皆様、どのように思われたのでしょうか。「知る権利」は、民主政の基盤となるものです。「知る権利」が侵害されると、市政等についての適正な判断ができなくなり、根本的に民主主義が成立しなくなるためです。

また、近くお伝えします。

 

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