平成30年度9月議会(平成30年9月13日)での私の質問に対する市の答弁の内容をお伝えします。本日は、市民の皆さまからとりわけお怒りのお声の多かったメイシアター大ホールの天井の一部落下とくるくるプラザの多数の屋根ガラスの落下、及び、それらの非公表について、取り急ぎ、ご報告いたします。他の質問に対する市の答弁については、追って、ブログや「議会だより」、「いそゆかニュース」等でお伝えしていきます
1 メイシアター大ホールの天井の一部落下についての吹田市の答弁概要
(1)「市長は、市民の方々に対して、「メイシアターの大・中ホールの天井は、震度4、5では落ちない。震度7が3回来たら危ない。科学的データもある。安心していただくためにそれをお示しする。」といわれた。その科学的データ・根拠をお答えください。」という質問に対して、
市の答弁は、「「震度4、5では、メイシアターの天井は落ちない。震度7が3回来たら危ない。根拠もある。データもあるからお示しする。」と市長が提示すると約束した科学的根拠をは示すことができるものではない。」というものでした。
(五十川コメント)
昨年度、建築基準法の安全基準をみたさないメイシアターの大・中ホールの天井の改修工事をしないことについて、「私の政治判断。落ちたら責任を取る。」と明言されました。同時に、市長が明言された「震度4、5では落ちない科学的根拠」もないとのことです。
(2)夕方のニュース番組で報道されたような重大なことであるにもかかわらず、多数の人を死傷せしめるメイシアター大ホールの天井の金属片等が多数落下したことを市がけっして公表しないことの理由と決定者は?について、
市の答弁は、「公表する必要がない」というものでした。
(五十川コメント)
片山市民プールで漏水があったことは「公表する必要がある」が、メイシアターの天井の多数の人を死傷せしめる金属片が多数落下したことは「公表する必要はない」とのことです。一般的には、このような行為を「隠蔽」行為といわれることでしょう。(下記の写真の金属片は実際に落下した金属片の一部です。)
(3)ニュース番組で、市が、「天井の金属片が人がいるときに落下してたら、怪我人はでたが死には至らなかった」と主張した根拠は?について、
市は、質問に答えず、意味不明の答弁をしました。
(五十川コメント)
その発言自体が不謹慎・不適切なものであるばかりか、答弁自体が、市の体質を如実に表しているものです。
(4)「危険性の高いメイシアターの大・中ホールの天井の改修工事をしないと決定したのは私の政治判断だ」と明言した市長の政治判断は誤りであったか、誤りでなかったか?について、
市は、これについても、質問に答えず、意味不明の答弁をしました。
(五十川コメント)
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2 くるくるプラザの広場の屋根ガラスの落下についての吹田市の答弁概要
一辺が約1m10cm、厚さ1センチ、重さが32キログラムもあるガラス屋根のガラス15枚が、約11mから17mの高さから、見学に訪れる子どもたちが昼食をとるなどする広場に落下したことを公表しない理由は?について、
市の答弁は、「隠蔽していたのではなく、公表することについて思いが及ばなかった」というものでした。
(五十川コメント)
「思いが及ばなかった」とのことでしたが、市のHPでは、「安全確認のため休館」としか記載されていません。したがって、誰も、「思いが及ばなかった」ためとは思わないでしょう。実際、この答弁を聴かれた市民の方は呆れて激怒されていました。
そして、「思いが及ばなかった」というのであれば、私が質問を提出したのは、9月11日の午前ですので、11日には公表できています。「思いが及ぶ状態」であっても公表されなかったということです。
実際、議会答弁の後も、「屋根ガラスの落下について公表する」という連絡はありませんでした。(そのため、質問の後、「今からでも公表できますがされないのですか」と市に伝えたところ、その日のうちには、市から回答はありませんでした。そのため、翌日に、再度、確認したところ、「公表する」とのことでした。)
その掲載の仕方は、予想通りのもので、市のHPのトップページの新着情報の欄にも、くるくるプラザのHPにも、くるくるプラザの案内のある市のHPの中の環境部の中の破砕選別工場のページにも掲載されていませんでした。市のHPの中の環境部のページの中の環境政策室のページの中の新着情報の中に、他の情報と同様に、「大阪府北部地震による資源リサイクルセンターの被害状況等について」と掲載されていました。これをクリックしてようやくという状態でした。
まず、市民の方の目につくことは少ないと思われます。以下に、落下現場の写真を一部掲載します。
取り急ぎ、以上をお伝えします。また、お伝えします。
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