待機児童を考えよう(保活ネット)に参加

今日は朝から保育のこと、待機児童のことを考えるということで、仏教大学の奥野隆一先生のお話と、現在の保活中のお母さん方含め現場のご意見を聞かせて頂けたらということで参加させていただきました
私からも市議会での議論のこれまでの流れや内容、また、玉井議員からは5月定例会が始まってからの内容などを報告させていただきました!
奥野先生のご指摘は私も指摘させていただいたことや共感できる部分が多くありました!
吹田市も待機児童解消アクションプランを考えるにあたって、市民はしかり、なぜ、学識の方などにもご意見を頂戴せず、庁内だけで考えてしまったのでしょうか。
待機児童解消には、これからの流動策がいかに大切かやと思っています。

以下、要点をまとめました

奥野先生より

・吹田は、0-3歳児で3歳児に待機児童が多い。WHY?→小規模保育所(0-2歳児対象)のみ対応してきた。

1.市の要因の分析…

・若い人の大量の流入による保育需要の押し上げ

・働く保護者の増加。

2.要因として見落としていること。

・都市開発による保育需要の見込みを立てていない。

(3月の委員会で、人口の増は把握しているとの答弁があったため、保育需要の見込みが甘いと五十川も指摘しています。)

・保育行政における子ども・子育て支援事業計画の量の見込みと確保対策のずれ。また、見込み量の甘さ(恣意的なのか?国の基準と違うのか?)(これも五十川も計画の再検討が必要と指摘しています)

・待機児童対策が大切といいながら民営化や認定こども園に重点を置き、対策の不備。

3.アクションプランについて

緊急宣言を行い、「待機児童解消アクションプラン」を立てたことについては評価する。何故か、皆さん市民が動いたから。しかし、緊急対策とは言い難い内容。

具体的にいうと、小学校の敷地の一角を利用するなんて、保育児と学童児との生活スタイルの違い(体育をしている横で昼寝なんてできない。)その辺りの見当違いの政策を上げている。同じ行うなら、幼稚園の敷地でしょう。

小規模保育の観点…0-2歳を確保して3歳児はどうするの?となる。つまり、29年度では待機児童は解消されない。31年度まで待てない!いかにもっとスピードアップをするか。大切!!

・1960-1970年代でも同じように保育所の問題があった。この時代に戻るの?

関東の方では既に小規模は結局3歳児の待機児を作ってしまうことになるため、小規模はやめて保育所を作っていくことを決めた。つまり、今から小規模作っても結局待機児童対策はできていない。

・行政の原則としては、保育を必要とする0-2歳児、3歳以上は、公立の保育所を行う必要があるのではないか?

4.今後

・認定こども園の移行より事業計画の早急な見直しを。単年度で待機児童をなくしていく計画の練り直しが必要。

・今、待機児童を一番に考えて再検討が必要では?

・条例の変更等も考えて、まちづくりとの考え方を見直しては→マンションに保育用地を義務付ける等。

・私有地を民間の社会福祉法人が賃借料は市が賄う。

・公園も利用できないか。

といったお話をいただきました。

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