不要不急ではなく、重要かつ至急に必要なことなので、緊急事態宣言中ですが、5月6日超党派(複数会派)の女性議員で『女性の健康支援について』、『防災備蓄品に関する』要望書を市長と教育長へ提出致しました😊‼︎
(このような要望活動は初めての取組みです。要望者は9人ですが、1日でも早くお渡ししたいとのことと、この時期ということも勘案して少人数でお渡ししました。なお、各議員所属する会派の男性議員も活動にご理解頂いてます。また、吹田市議会では、緊急時でも各会派などからの要望書の提出はOKと申し合わせされています。)
ことの発端は、全国的にも話題となっています『生理の貧困、女性の貧困』からです。
そもそも、現在、吹田市議会には、36名中10名の女性議員がいます。(約27.8%)
私が6年前に議員になってから(それ以前から実施されていたと聞いてます。)、ランチミーティングなど、定期的に集まって、女性議員同士意見交換の場を設けていました。
これまでの意見交換の中から生まれたこととしては、
議会傍聴時の一時保育の導入、デートDV阻止授業の充実などです。
(この度、標準規則で改定されました議員の休暇規定についても話し合い提案してました。)
そして、今回は、
(SDGs:Sustainable Development Goals)が掲げる地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」や「女性特有の問題を踏まえたうえで、女性自身の主体的生き方を尊重する性と生殖に関する健康と権利(リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)の視点から、全ての女性の生涯を通じた健康支援の具体策として、以下、要望しました。
1.経済的理由のほか、ネグレクトや家族の無理解などにより生理用品を十分に買ってもらえない子どもたちがいます。必要なときに入手できるように、学校の個室トイレ内に生理用品を配備すること。
2.困窮世帯やDV被害者への支援として、生理用品の配布を行うこと。
3.フードドライブの取組みに、食料品だけでなく生活用品(生理用品含む)を加え、子ど
も食堂や女性支援の団体と連携し、配布すること。
また、防災備蓄品として保管されていた生理用品のサイズがワンサイズのみであったことや、10年以上前に購入した生理用品が未だに保管されており、劣化していた現状から以下も要望しました。
1.備蓄品のうち、使用期限が設定されていないものについては、使用期限あるいは保管期限を定め、計画的に購入するとともに、適正な管理を行うこと。
2.食料等以外の生活必需品、感染症予防物資においても全庁連携によるローリングストック計画を立て、実施すること。
3.生活必需品のうち生理用品や紙おむつ、マスクなどにおいては、必要とされる方やその用途に応じたサイズを考慮し、購入すること。
↓↓↓その後…
【 災害用備蓄品を活用した必要な方への生理用品の配布が始まります (5月24日〜なくなり次第終了)】
5月6日に超党派の女性議員で要望をさせていただきました「 女性の支援に関すること」「災害用備蓄品の管理等について」 の要望書を提出したところ、この度、一部の要望が実現しました
◉必要な方への生理用品の配布について(吹田市HPより)→ この画面を見せるかお声かけくださいとのこと。
なお、生理用品の無料配布については、 要望の翌日から関係部署が集まり検討を行ない実施に至りました 災害用備蓄品約8,900個を活用して、児童館、デュオ( 男女共同参画センター)にて配布予定とのことです。( なかなか行政の発信媒体ではたどりつけない方々にも情報が行き渡 りますよう関係される団体の方々からの情報提供等ご協力をよろし くお願いします ゆいぴあ等でも案内される予定です。)
また、小・中学校については、現在、協議調整中であり、 整い次第、 順次お知らせして配布等を予定しているとのことでした。また、 決まり次第お知らせします。( 現場の先生方も子たち達のためにご理解とご協力をよろしくお願い します。)
各担当者の方々から、 この事業の内容や今後のとりくみについて話を伺いました
今回、実現したのは、女性の支援の要望書の2です
1はまだそこまで検討はできていないとのこと。 3も環境部とは話したがフードドライブの時期が年2回とのことで 具体的にはまだとのこと。防災備蓄についての1、2、3は全て実施するように検討しているとのことでした。
また、国際NGOプラン・インターナショナルにおける「日本のユース女性の 生理をめぐる意識調査」によると、女性の約3割強の方が、「 生理用品が高額であること、 親に恥ずかしくて頼めないからなどの理由から購入をためらったこ とがある・購入できなかった」とお答えになられています。
以下、日本のユース女性の 生理をめぐる意識調査報告書です。 ご興味のある方はぜひご一読ください。
https://www.plan-international.jp/activity/pdf/0413_Plan_International_Ver.03_01.pdf今回の動きで、埋もれかけていた女性支援への一つ、叶いました💫
(…内心、確かにこちらも緊急要望として実施しましたが、 いつになく急速な事業展開と内容なので、 色々と思う部分はあります…ただ、それはそれとして一旦、 おいておきましょう。)
この事業の背景にある人々の心に寄り添って、 市民に混乱等なく丁寧な取組みに心掛けていただきたい。
そ して、必要な方に届きますように!と思っています。
なお、この事業を一過性にするのではなく、何の理念に基づいて、 何を実現していくための事業(あくまで手段の一つ)なのか。
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